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Yukio YAMAMOTO

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プロフィール

登録日: 2025年9月10日

記事 (12)

2026年1月19日2
綜医學講座 第10講 綜医學の原理と『空海の生命観』 #講義レポート
生とはこの世に現れることであり、死とは大いなるものへ帰っていくこと。そこに善悪の判断はない。しかし空海は、死をきれいごとで語る人ではなかった、という話から始まり、愛する者を失った悲しみや苦しみを、その現実から目を背けず、現生をどう生きるのかを、徹底して問い続けたのが空海思想なのだと学びました。 そして、空海の「即身成仏」思想は、特別な修行を積んだ僧侶だけが到達する境地ではなく、ましてや「悟ったら完成」という話でもない。そうではなく、この現実世界の中で、できるだけ早く目覚め、世のため人のため、利他の精神で働く生き方のことなのだ、と。

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2025年12月30日2
綜医學講座 第9講 綜医學の原理と『大和言葉の生命観』 #講義レポート
第9回を迎えた今回の講義の中心にあったのは、日本思想に貫かれてきた「物心一元」と、そこから立ち上がってくる「イノチの構造」という視点です。 私たちは現代社会において、身体と心を別々のものとして扱いがちです。しかし日本思想では、そもそも物質と心を分けません。これらは一つの実在を異なる角度から捉えたものにすぎず、最小単位である「ナホヒ(直霊)」の段階から、すでに物としての側面と心としての側面を併せ持っているのです。 講義では、イノチとは「息の内(いきのうち)」であり、呼吸こそが生命の最も根源的な現れであること、そして宇宙の生成原理と同じ構造が、人の命にも貫かれていることを学びました。 特に大切なのは、再出の命を構成する三つの要素です。 • イクタマ(生魂): 中心に位置する、最も強力なナホヒ。 • タルタマ(足魂): その中心力に引き寄せられ、満ち足りるように集まったナホヒの集団。 • タマトマルタマ(玉留魂): それらが一つにまとまり、安定した全体。生命体として成立している状態。 この「命の構造」を「独楽」に例えると、その真理がより鮮明に見えてきます。

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2025年12月12日2
やまとことば国学の世界観第8講「ミナカ」#講義レポート
「中心がある」というたった一つの視点が、世界の見え方を劇的に変える――。 ミナカとは、古事記の冒頭に登場する 天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ) を象徴とする“万物の中心”の原理。宇宙のはじまりに「中心がある」という思想は、日本の神話だけでなく、生命・組織・国家の成り立ちにまで一貫して流れています。

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