綜医學の視点から見る「国手」の姿── 南出賢一市長の実践に学ぶ
- 15 時間前
- 読了時間: 4分
綜医學講座 第13講では、本講座の顧問であり、共に綜医學を学ぶ仲間でもある大阪府泉大津市長・南出賢一氏にご挨拶をいただきました。自らが「実践者」となり、市政という大きな舞台で「クニ」を癒やし続ける南出市長のお姿は、私たちが目指すべき「国手(こくしゅ)」の一つの理想的なあり方を提示しているように思われます。

◾️泉大津市にみる「クニ」への手当てと驚くべき実績
南出市長が泉大津市で進める「お米」を通じた健康づくりは、単なる栄養学の枠を超えた、綜医學的な「全体観」に基づくアプローチです。
・生命の力を引き出す食育:
妊婦さんに「ぬか層」をわずかに残したお米(金芽米)を配布するプロジェクトを実施 。市長は米一粒を「生命力のある種」と捉え、食を通じて母子のイノチを整えることが、地域の未来を整えることに直結すると説いています。
・社会を癒やす具体的な成果:
この取り組みにより、他自治体と比較して医療費が大幅に減少したそうです 。さらに、かつて7〜8%だった低出生体重児(未熟児)の出生率が3.3%まで低下するという、驚くべき成果も上げています。
・個人的な実践:
市長は公務のみならず、毎朝の祝詞や脳幹を整える「あくび」の活用、大和言葉、掃除、挨拶といった「丁寧な暮らし」を大切にされています 。自らを整え、宇宙の真理と繋がる「媒介」として過ごすその姿勢は、綜医學で学ぶ「三密(身・口・意)」の実践そのものです。
これは、目の前の一人のイノチを整えることが、結果として社会全体の「氣の流れ」を整えていくことを、市長が行政の現場で証明した「国手」としての実践記録と言えます。
◾️綜医學が目指す「国手(こくしゅ)」とは
綜医學講座が最も大切にしているのは、この「国手」という生き方です。
・「クニ」に手を当てる人:
国手とは単に病気を治す専門家ではありません 。文字通り「クニ」に手を当てる人を指します。ここでいう「クニ」とは、自分自身の身体だけでなく、家庭、地域、社会、国、そして地球そのものまでを含む、私たちが生きる場全体を指します 。(「ク」は「組む、括る」、「ニ」は「煮る」と言うように、「クニ」とは、「長い時間をかけてしっかり組まれて、一つにまとまったもの」を指します。)
・「部分観」から「全体観」へ:
身体の一部だけを診るのではなく、心、言葉、暮らし、そして自然とのつながりの中で人の不調を捉えます 。人に働くイノチの原理も、社会や地球に働く原理も、本質的には同じです。ゆえに、一人のイノチに向き合うことは、地球を癒やすことに繋がっています。
◾️共に「国手」としての第一歩を踏み出しましょう
南出市長は、自身の活動を「国民運動の草の根運動」と表現されました。
「日常生活がそのまま三密(身・口・意)の修行であり、人生そのものが密教である」という教えの通り、特別な場だけでなく、日々の暮らしや言葉選び、お互いへの手当ての中に、国手としての道があります 。
国手とは、特別な資格を持つ人を指すための言葉ではありません。足元にある英知に気づき、今の自分にできることで周りの役に立ち、喜びの輪を広げること。その温かく力強い生き方の称号こそが「国手」なのです。
「自分や家族を元気にしたい」という願いは、やがて「地域や社会を良くしたい」という志へと繋がり、国や地球を癒やす大きな力となります 。この「生命の哲学」を共に学び、実践し、社会のあらゆる場に「あたたかな手」を当てていきませんか。綜医學講座で「国手」としての第一歩を共に歩みましょう。

--------- 【綜医學講座について】 綜医學講座は、開講して1年が経ちました。
現在約50名の方が、会場受講やオンライン受講、アーカイブ受講を通じて学んでいます。講座はいつからでも学び始められるものとなっているほか、収録した過去の講座を受講することもできます。 また、概ね毎月1回ある講義と講義の間に講座事務局が「おさらい会」を開催しています。ご都合のつく方に気軽に参加していただき、講義を振り返り、感想を述べ合い、学びを深めています。 詳しくはこちらをご覧ください→https://www.sougakusha.jp/souigaku-kouza
_edited.png)




コメント