綜医學講座 第6講 〜五感と第六感を磨く「無心の医学」#講義レポート
- Yukio YAMAMOTO
- 9月10日
- 読了時間: 3分
更新日:5 日前

2025年9月28日、第6回となる「綜医學講座」が開催されました。
今回のテーマは「五感療法(第六感を含む)」。
林英臣先生の講義では、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に「心覚(第六感)」を加え、人間が本来もつ生命感覚を取り戻すことの大切さが語られました。
■ 五感+第六感は“生命のセンサー”
林先生は冒頭、「五感と第六感は、生命体を守るためのセンサーである」と説明。自然の中で色・音・香り・味・触れ合いを感じることが、心身の調和を整える鍵であると強調しました。
見る(ミル):自然の色彩を眺め、日本の淡い色を感じる。
聞く(キク):虫の声やせせらぎなど、ゆらぎのある音を楽しむ。
嗅ぐ(カグ):自然の香りを受け入れる。
味わう(アヂハフ):薄味・自然の味を大切にする。
触れる(フレル):手当て・禊ぎを通じて肌を鍛える。
悟る(サトル):直感・霊感を信じ磨く。
これらの感覚を通じて「無心」へと至ることが、綜医學が目指す“心身一如”の道です。
■ 無心と「ありがとお〜呼吸法」
講義の後半では、ヨガ哲学にも触れながら「無心の医学」が解説されました。「無心とは考えないことではなく、必要な考えだけが自然に起こる状態」。その境地は、日々の訓練と感謝の実践によって体得できると説かれました。
特に印象的だったのは、林先生自らが実践する「ありがとお〜呼吸法」。わずかな時間でも「ありがとお〜」を唱えながら呼吸することで、心身が整い、自然と一体となる感覚を得られるというものです。
■ 懇親会での感想 ― 参加者の声から
講義後の懇親会では、参加者一人ひとりが感想を共有しました。その言葉からは、講座の学びを“自分の生活に活かそう”という真摯な姿勢が伝わってきました。
🌿 主な感想
無意識に行っていた叩打法がアトピー症状の軽減に役立っていたことに気づいた。
「ありがとお〜呼吸法」を行うと、鳥や木々が反応するように感じる。
江戸時代の商人も第六感を用いて商売をしていた。直感を信じる大切さを再認識。
茶道は五感すべてを使う総合芸術。五感を磨くことで第六感が開かれる。
病気や苦難を通して、健康であること、生きていることの幸せを実感。
土と一体化するような体験を通じ、自然と調和する感覚を思い出した。
持病や感受性を弱点でなく、感覚を磨く資質として受け入れられた。
参加者の多くが、「理性で否定せず、感覚を信じることの大切さ」を語っていました。まさに綜医學が目指す“感性の医学”の本質が、懇親会の語らいに表れていました。
■ まとめ ― 「感じること」から始まる治癒
第6講は、「人は感じることで癒える」という原点を思い出させてくれる内容でした。現代社会では情報や理屈が先行しがちですが、自然の音や色、香り、味、触れ合いを取り戻すことで、心身のバランスは整っていきます。
次回の講座でも、さらに深い「心身の調和」への探求が続きます。
画像左)オンラインでも日本全国各地から受講されています。
画像右)会場受講の皆様は、講義後懇親会で講義の感想を述べ合います。
綜医學講座のスケジュールと講義内容はこちらをご覧ください💁
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