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やまとことば語り部養成協会
最新情報


綜医學講座 第11講 綜医學の原理と『大和言葉の男女観』 #講義レポート
「修め」は整えながらさらに伸ばしていくこと。
「理り」は努力を重ねて組み立てていくこと。
「固め」は奥深く充実させること。
「成せ」は調和へ導くこと。
こうして見ていくと、「修理固成」とは世界を整え、形づくり、充実させ、そして調和へと導いていく働きを表す言葉であることが分かります。そして林先生は、それは神話の中だけの出来事ではなく、私たち人間がこの世で果たしていく仕事そのものなのだと語られました。
5 日前


やまとことば国学の世界観・第9講「クミ」#講義レポート
講義は「組織というのは集まりであるが、ただ漠然と集まっているのではない。きちんと構成されているものを組(クミ)と呼ぶ」という先生の言葉から始まりました。
ここでいう「組」は、会社や制度の話にとどまりません。世界がどう“組まれているか”という原理の話です。
まずは、「カミとクミは対になっている」という見方です。 テキストには、カミは空虚な名称ではなく、その内部にクミ(組織)の実体を包有していると記されています。つまり、中身(内容・実体)があるからこそ、それが外に現れたときに「カミ」と称えられる、という構造です。
古事記冒頭の神名も、固有名詞の羅列として読むのではなく、どのような働きと結びによって世界が構成されているかを示すものなのだと語られていました。
この「外」と「内」の関係は、やまとことばの音によって説明されます。カミの「カ」はア段の音として外に向かって開く意味、クミの「ク」はウ段の音として内に向かって閉じる意味を持ちます。
すなわち、外に開かれた姿が「カミ」。内側に秘められた内容・組織が「クミ」。この対の構造が、音そのものか
1月31日


綜医學講座 第10講 綜医學の原理と『空海の生命観』 #講義レポート
生とはこの世に現れることであり、死とは大いなるものへ帰っていくこと。そこに善悪の判断はない。しかし空海は、死をきれいごとで語る人ではなかった、という話から始まり、愛する者を失った悲しみや苦しみを、その現実から目を背けず、現生をどう生きるのかを、徹底して問い続けたのが空海思想なのだと学びました。
そして、空海の「即身成仏」思想は、特別な修行を積んだ僧侶だけが到達する境地ではなく、ましてや「悟ったら完成」という話でもない。そうではなく、この現実世界の中で、できるだけ早く目覚め、世のため人のため、利他の精神で働く生き方のことなのだ、と。
1月19日


綜医學講座 第9講 綜医學の原理と『大和言葉の生命観』 #講義レポート
第9回を迎えた今回の講義の中心にあったのは、日本思想に貫かれてきた「物心一元」と、そこから立ち上がってくる「イノチの構造」という視点です。
私たちは現代社会において、身体と心を別々のものとして扱いがちです。しかし日本思想では、そもそも物質と心を分けません。これらは一つの実在を異なる角度から捉えたものにすぎず、最小単位である「ナホヒ(直霊)」の段階から、すでに物としての側面と心としての側面を併せ持っているのです。
講義では、イノチとは「息の内(いきのうち)」であり、呼吸こそが生命の最も根源的な現れであること、そして宇宙の生成原理と同じ構造が、人の命にも貫かれていることを学びました。
特に大切なのは、再出の命を構成する三つの要素です。
• イクタマ(生魂): 中心に位置する、最も強力なナホヒ。
• タルタマ(足魂): その中心力に引き寄せられ、満ち足りるように集まったナホヒの集団。
• タマトマルタマ(玉留魂): それらが一つにまとまり、安定した全体。生命体として成立している状態。
この「命の構造」を「独楽」に例えると、その
2025年12月30日


やまとことば国学の世界観第8講「ミナカ」#講義レポート
「中心がある」というたった一つの視点が、世界の見え方を劇的に変える――。
ミナカとは、古事記の冒頭に登場する 天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ) を象徴とする“万物の中心”の原理。宇宙のはじまりに「中心がある」という思想は、日本の神話だけでなく、生命・組織・国家の成り立ちにまで一貫して流れています。
2025年12月12日


【綜医學講座 第8講 #講義レポート】空海が遺した「究極の健康法」とは?宇宙を呼吸し、世界を癒やす「国手」への道
今回の綜医學講座は、いよいよ待望の「空海シリーズ」に突入しました。林英臣先生が「これ以上の健康法はない」と断言する空海思想の核心。それは単なる仏教知識ではなく、私たちが「この身のままで」宇宙と一つになり、真の健康と使命に目覚めるための壮大な実践論でした。
講義で語られたエッセンスをここにお伝えします。
1. 最高の健康法「六大説」
空海は、宇宙も私たちの体も「地・水・火・風・空・識」の6要因や性質、働きで構成されており、物質と精神は本来一つ(六大無碍)であると説きました。
自分と宇宙の境界を取り払い、「自分は宇宙そのものである」と体感すること。これこそが究極の健康法です。
2. 「密息」で宇宙を呼吸する
その一体感を得る鍵が「密息(みっそく)」です。単なる呼吸法ではありません。宇宙のエネルギーを丹田に出入りさせることで、ちっぽけな「自我」の殻を破り(我を無くし)、宇宙と一体化した「大我」へと至る実践です。
3. 「三密」で即身成仏
目指すは「即身成仏」。生きている肉体のままで仏(目覚めた存在)になることです。
2025年12月1日


やまとことば国學の世界観 第7講「アマ(時空)」#講義レポート
2025年11月13日、やまとことば国學の世界観 第7講が開催されました。本講では、国學がとらえる宇宙観の核心──「時空は本来ひとつである」という世界観が明かされました。 私たちは普段、時間は時計で測り、空間はメジャーで測る全く別のものだと信じています。しかしやまとことば国學の世界観では、宇宙の本質とはただ一つ、「変化・活動」であり、それを“時間”として裏側から捉えるか、“空間”として表側から見るかの違いにすぎないと説きます。この統一的な見方こそ、日本人が「マ」の一音で時空を表してきた叡智です。 講義を聞いていると、アインシュタインの相対性理論や重力による時間の遅れなど、現代科学の進歩がむしろ国学の世界観を裏付けているのだと感じさせられます。 さらに今回のもう一つの学びは、「実在は今(中今)にある」という人生観です。 過去は“今”の累積であり、未来は“今”の延長。 つまり、過去の意味を変え、未来を創り出す力は、常に現在の自分の生き方に宿っています。 志を立て、決めた瞬間からその未来はすでに“現在の一部”となる―― この捉え方は、経営者や創造的な人
2025年11月15日


綜医學講座 第7講おさらい会レポート―「ミナカ(中心)」をめぐる深い学びと、体感を分かち合う時間
「大和言葉の世界観」と「宇宙・生命の中心原理」。古事記冒頭に描かれた宇宙生成の仕組みを、健康・生命観へとつなげて解き明かす第七講は、全体はミナカ(中心)によって統一されるという綜医學の中心原理に踏み込む回となりました。大宇宙の仕組みをそのまま「生命の仕組み」として学ぶことで、“生きる力をどこから立ち上げるか” を深く考える貴重な時間となりました。
2025年11月14日


綜医學講座 第7講 綜医學の原理と「大和言葉の世界観」#講義レポート
宇宙の原理も人間の生命の原理も同じ。私たちは小宇宙
人体も“中心(ミナカ)”が全体を統べる――この日本固有の見方から、生命の中心=イクタマ(生魂)の中心力(統制力)を高めることが健康の土台だということが昨日の綜医學講座の學びでした。
2025年10月27日
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