綜医學講座 第11講 綜医學の原理と『大和言葉の男女観』 #講義レポート
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古事記(大和言葉神話)に秘められた人間の使命 ―「修理固成」という言葉

「修理固成こそ、人間の志事である。」
講義の中で林英臣先生が強い言葉で語られたこの一言が、今回の綜医學講座の核心でした。
第11回の講座では、「綜医學の原理と大和言葉の男女観」をテーマに、古事記に記された「修理固成(しゅうりこせい)」という言葉を手がかりとして、人間の使命と宇宙生成の原理について講義が行われました。
古事記では、イザナキノミコトとイザナミノミコトの二神に対して、天つ神が「この漂える国を修め理り固め成せ」と命じます。林先生は、この言葉を大和言葉の音の意味から読み解いていきました。
「修め」は整えながらさらに伸ばしていくこと。
「理り」は努力を重ねて組み立てていくこと。
「固め」は奥深く充実させること。
「成せ」は調和へ導くこと。
こうして見ていくと、「修理固成」とは世界を整え、形づくり、充実させ、そして調和へと導いていく働きを表す言葉であることが分かります。そして林先生は、それは神話の中だけの出来事ではなく、私たち人間がこの世で果たしていく仕事そのものなのだと語られました。
講義ではさらに、生命が雌雄に分かれ、陽と陰の落差によって発展していくという生命の原理についても触れられました。日本ではこの男女の働きを「ヒコ」と「ヒメ」という大和言葉で表し、男女は優劣ではなく、互いの役割を尊び合う関係として捉えられてきたといいます。
古事記で、イザナキとイザナミが「天のヌボコ」を二神で共に持ち、国生みを行ったという神話も、この男女の協力の原理を象徴するものです。宇宙の生成も、生命の誕生も、そして社会の創造も、陽と陰、男性性と女性性の協力によって進むというのです。
古事記の神話は、遠い昔の物語ではありません。そこには、人間がこの世界でどのように生きるべきかという原理が語られています。
神話を単なる物話としてではなく、人間の生き方の原理として読み解く。
綜医學講座では、日本神話や大和言葉の思想を通して、現代を生きる私たちの志や使命について学びを深めています。
次回講義は、綜医學の原理と「大和言葉の人間観」。
人は神と悪魔の中間に生きている?!
人間(ヒト)、男(ヒコ)、女(ヒメ)の「ヒ」とは…神と人が合一(神人合一)であるとはどういうことか。
人間を大肯定した、松下幸之助の「新しい人間観」に学びます。
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綜医學講座は、アーカイブ受講の方も含めて、現在は各回約50名の仲間が学んでいます。
講座事務局が開催する参加自由のおさらい会も実施しています。おさらい会は、講義の振り返りと気づきや感想の共有を行いながら、国手を目指して学び合うコミュニティです。

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