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やまとことば語り部養成協会
最新情報


やまとことば国学の世界観・第9講「クミ」#講義レポート
講義は「組織というのは集まりであるが、ただ漠然と集まっているのではない。きちんと構成されているものを組(クミ)と呼ぶ」という先生の言葉から始まりました。
ここでいう「組」は、会社や制度の話にとどまりません。世界がどう“組まれているか”という原理の話です。
まずは、「カミとクミは対になっている」という見方です。 テキストには、カミは空虚な名称ではなく、その内部にクミ(組織)の実体を包有していると記されています。つまり、中身(内容・実体)があるからこそ、それが外に現れたときに「カミ」と称えられる、という構造です。
古事記冒頭の神名も、固有名詞の羅列として読むのではなく、どのような働きと結びによって世界が構成されているかを示すものなのだと語られていました。
この「外」と「内」の関係は、やまとことばの音によって説明されます。カミの「カ」はア段の音として外に向かって開く意味、クミの「ク」はウ段の音として内に向かって閉じる意味を持ちます。
すなわち、外に開かれた姿が「カミ」。内側に秘められた内容・組織が「クミ」。この対の構造が、音そのものか
1月31日


やまとことば国学の世界観第8講「ミナカ」#講義レポート
「中心がある」というたった一つの視点が、世界の見え方を劇的に変える――。
ミナカとは、古事記の冒頭に登場する 天之御中主神(アマノミナカヌシノカミ) を象徴とする“万物の中心”の原理。宇宙のはじまりに「中心がある」という思想は、日本の神話だけでなく、生命・組織・国家の成り立ちにまで一貫して流れています。
2025年12月12日


やまとことば国學の世界観 第7講「アマ(時空)」#講義レポート
2025年11月13日、やまとことば国學の世界観 第7講が開催されました。本講では、国學がとらえる宇宙観の核心──「時空は本来ひとつである」という世界観が明かされました。 私たちは普段、時間は時計で測り、空間はメジャーで測る全く別のものだと信じています。しかしやまとことば国學の世界観では、宇宙の本質とはただ一つ、「変化・活動」であり、それを“時間”として裏側から捉えるか、“空間”として表側から見るかの違いにすぎないと説きます。この統一的な見方こそ、日本人が「マ」の一音で時空を表してきた叡智です。 講義を聞いていると、アインシュタインの相対性理論や重力による時間の遅れなど、現代科学の進歩がむしろ国学の世界観を裏付けているのだと感じさせられます。 さらに今回のもう一つの学びは、「実在は今(中今)にある」という人生観です。 過去は“今”の累積であり、未来は“今”の延長。 つまり、過去の意味を変え、未来を創り出す力は、常に現在の自分の生き方に宿っています。 志を立て、決めた瞬間からその未来はすでに“現在の一部”となる―― この捉え方は、経営者や創造的な人
2025年11月15日


やまとことば国学の世界観・第6講「ハジメ」#講義レポート
◾️「ハジメ(始終)」ーいのちと宇宙をつなぐ日本の言霊 2025年10月30日、「やまとことば国学の世界観」第6講が開催されました。今回のテーマは、古事記の根本にある言霊「ハジメ(始終)」です。天地創造に次ぐ言葉である「ハジメ」には、宇宙の理(ことわり)と人の生き方の原点が込められています。 ◾️「ハジメ」とは何か — 始まりと終わりの哲学 古事記において、天地の次に現れる言霊が「ハジメ」。つまりこの地球(雨土)そのものに始まりがあり、ゆえに終わりがあるということです。 「始めがあるということは、終わりがあるということ。そして、その先にこそ“無始無終”の世界が広がる。」 講義では、始まりと終わりを通して有限と無限の関係が語られました。“ハジメ”とは、単なる「スタート」ではなく、生命の循環・宇宙の呼吸そのものを表す言葉なのです。 ◾️無常を恐れず、人生を肯定的に生きる 仏教では「諸行無常」「色即是空」と説かれ、すべては変化し滅びゆくものとされます。しかし国学では、この無常を肯定的に読み替える視点が示されました。 「諸行ハ無常ナレドモ 是ノ生ハ法ヲ滅
2025年11月5日
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